去りし徹考我

永遠なる繁栄のタメニ

人生に占める才能の割合って?

前々回の記事で「人生は才能が7割」と述べましたが、あくまで僕の主観的なものだったので、今回はデータをもとに考えていきたいと思います。

 

まず、「才能」とはなにかという話なので、辞書を引いてみましょう。

 

さい‐のう【才能】 才知と能力。ある個人の一定の素質、または訓練によって得られた能力。「―を発揮する」「―に恵まれる」

 

だそうです。

ここで驚いたのが、辞書的には「訓練によって得られた能力」も才能の1つなのですね。

以前の記事では、「ある個人の一定の素質」の意味のみで使っていました。これは反省。。。

 

つまり、前々回の記事は「才能」を「素質」に言い換えて受け取っていただければ幸いです。

 

そこで、今回は「人生において、素質が重要視される分野とされない分野」について考えてみたいと思います。

 

それでは次の表を見て下さい。

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身長と体重は9割以上が遺伝です。これは間違いなく素質が必要だと言えるでしょう。

 

性格は遺伝と環境の割合が半々です。僕、性格に関しては環境によるものが大きいと考えていたんですが、遺伝が半分占めるんですね。とはいえ、人格を決定する「幼少期の環境」は親が決める場合が多いため、やはり人格形成に親が占める割合は相当大きいと言えそうです。

 

また、「音楽」「執筆」「数学」「スポーツ」は特に遺伝の影響が大きいらしい。

 

これはわかる気がします。中学生のころ、数学がわからない、と言って動く点Pの問題に文句言う人、x円のリンゴなんてねーよ、って文句言ってる人が沢山いました。僕は当時は数学が得意だったので何がわからないのか意味不明でしたが、あれはただ単に自分に素質があっただけで、言ってみればそういう籤を引いたんだな、という解釈を今はしています(ちなみに僕は高校でつまづいたので、数学に関してはそこまでの素質だったなぁ、と自分では考えています)。

 

スポーツに関しても同様で、僕はスポーツのセンス0です。小学生の頃から、結構長い時間水泳の練習に時間を費やしてきたのですが、中学生になっても県大会に遠く及ばないレベルでした。また、中学で水泳を始めたばかりの同級生と同じようなタイムだったりして、自分の素質の無さをひしひしと感じていましたね。

 

また、「統合失調症」「自閉症」「ADHD」は約8割が遺伝するという恐ろしいデータもあります。偏見ですが、これらの病気って性格との境界線が曖昧だと思っているので、環境よりも遺伝が大きいというのは意外でした。

 

それ以下はそこまで遺伝の影響が大きいものはない気がします。

 

さて、前々回の記事で僕は「人生は才能が7割」と述べましたが、「才能」を「ある個人の一定の素質」と言い換えると、それは遺伝によるものなので、「人生は遺伝が7割」と言っているようなものです。

 

素質とは遺伝によるものだけではないので、何とも言えない言い難い部分ではありますが、努力や環境ではどうしようもない分野は存在する。そして、そのどうしようもない分野で素質がある人に勝つのは不可能なので、自分の素質があるフィールドを探した方が良い、というのが僕の考えです。

 

人生は遺伝が7割というのは、主語がデカすぎました。人生って笑

とはいえ、能力に関しては遺伝が7割というのは間違ってはいないと思います。大切なことは、持っているカードを活かして、以下に自分の人生を豊かにしていくか、ではないでしょうか。

 

最後に、僕が好きなスヌーピーの言葉を紹介してこの記事を締めくくろうと思います。

 

You play with the cards you’re dealt …whatever that means. 
(配られたカードで勝負するしかないのさ…..それがどういう意味であれ)